たぶん、ダマシに引っかかるとは、
順張り派なら押し目を下げ勢いと思って売ること、
または、戻りを上げ勢いと思って買うこと、
逆張り派なら下げ勢いを押し目と思って買うこと、
または、上げ勢いを戻りと思って売ることだと思います。
いずれも、結果は▲ドカンとなります。

その大前提は、押し目からは必ず上げ、戻りからは必ず下げるから。
これが、唯一値動きの法則です。

ところが、押し目も戻りもその次に来る勢いから相対的に判断できるものであり、
あらかじめ、未来の勢いの方を見てこなければ、
現在目の前の上げ下げが戻りであるか押し目であるか判断することは不可能なのです。
ここに、完全未来予測型デイトレの難しさがあります。

通常は、そのようなことは不可能とされていますので、
ここを回避する方法として、高速キー操作の達人となり、
心臓バクバク・全身緊張、目先の値動きに素早く反応して、
瞬速決済を目指す方法がスキャルピングであり、デイトレの主流です。
こちらの欠点は、極める前に心身ともに衰弱し、別の意味で破綻(破壊? 崩壊?)することです。

実は、いかなるテクニカルにいかなるパラメータを設定して眺めてみても、
同時にローソクや板回転の様態を眺めてみても、
ある一定のルールや法則を当てはめてダマシを見破る方法は存在しません。

ここに、EAやシストレ等を代表とする自動売買ツール全般に、
値動き予測の可能性を見出そうとする努力の無意味さがあります。
ここに気付かない自動売買ファン(初心者)は、
最初から存在しない宝探しに無限の時間とお金を使って挑戦し続けている訳です。
無意味と知らずに、あるいはダマサれているとも知らずに。
しかし、そうなる最大原因は、自動売買ファン(初心者)自身が、
「魔法の売買ルール」は必ず存在すると固く信じ切っているからに他なりません。
つまり、自分自身にダマされているとも言えなくもありません。

さて、それでは一定ではないフレキシブルなルールや法則を当てはめるとどうなるかというと、
ある程度、ダマシを見破れるようになります。
別の言葉で表現すると「押し目と下げ勢い」、「戻りと上げ勢い」を
それぞれ見分けられるようになります。

その方法は、ただひとつ。
慣性と連続性が存在する相場、すなわち活発な相場で、
ローソク波形に追随しながらバイクラで売りセリクラ買うこと。
同相場のすべての屈折はバイクラとセリクラを繰り返しながら、
時間の流れと共にローソク波形を描いていきます。
大きな屈折もあれば、小さな屈折もあります。

それら屈折の中から、ここで押し目買い、
あるいはここで戻り売りと目星を付け、
その焦点に比重が乗るように1枚スタートナンピンを仕掛けます。


言うは簡単、行うは不可能と言って良いほど難しい。
間違えれば、そのたびに▲ドカンとやります。
成功率を上げるには、無限の訓練と無限の右脳への蓄積が必要です。

なお、言わずとしれた相場を目の前で追随できないスイング、
短期、中長期においては、押し目の深さや戻りの高さを推し量る方法がありませんので、
値動き予測法は存在しません。というか、存在できません。
したがって、それらはファンダメンタル読みと運の要素で勝ち負けが決まります。