と聞くと、初心者以外の投資家は、ずいぶん、おかしなことを言うなぁ。
と思います。

その理由は、そのような使い分けは未来の相場が読めなければ不可能だし、
それ以前の問題として、百歩譲って未来の相場が読めたとしても、
押し目の深さや戻りの高さまでは知り得ないので。

つまり、目先の下げや上げに、
固定的売買ルール(執行条件)を当てはめてみても、
その下げが「押し目」であるか「下げ勢い」であるか、
または、その上げが「戻り」であるか「上げ勢い」であるかは、
「固定的」であるがゆえに区別することは絶対にできないからです。
 ここを区別できなければ、逆を掴むたびにドカンとやり、
 奈落の底へまっしぐらとなります。

それらを区別するためには、
「固定的」とは真逆の「フレキシブル」を持ってこなければなりません。
そして、そこには、相場に応じてアナログ的に
フレキシブルサイズを決める能力が必要です。

すべてのEAやシストレ等の自動売買には、その肝心な「能力」が存在しません。

過去も現在も未来も、EAやシストレ等の自動売買で、
長期右上がり安定を実現する可能性は、まったくありません。

ちなみに、相場に応じた最適なEAやシストレと称する自動売買を
100万個選び取り、それらすべてを同時に走らせたとしても、
バトンタッチを繰り返しつつ遅かれ早かれそれらすべてがコツコツドカンのドカン側で破綻します。
以上は、バトンタッチ系で上位争いさせるEAやシストレ等 自動売買の上位に乗り続けると、
コツコツドカンのドカン側だけを刈り取り続ける原理と同じです。

平たくいえば、個々のEAやシストレの固定的売買ルールが、
相場の動きを先読みして反応しているわけではなく、
その真逆、相場の方がたまたま一時期だけ当該ルールに合致する足跡を描いたというだけです。
同時期を過ぎれば、豪快にドカーンとやり、次のバトンタッチで同様な現象を繰り返すだけです。
同現象のことをEAやシストレ等、自動売買の世界では、
すべてのEAやシストレには寿命があるというらしい。