値動きは、基本的に三次元構造です。
空間軸に出来高規模と板回転速度、平面軸にローソクと指標群という具合に。

 値動き予測に先立ち、裁量、すなわち人間の右脳なら、
同三次元を同時に読める可能性はありますが、
EA・シストレ・自動売買では、その原理上、平面軸しか読むことはできません。

 空間軸を読まなければ、値動き予測は絶対に成り立ちません。
その理由は、平面軸であるローソクと指標群の相関度合いが、
空間軸の配合具合でいかようにも変化するからです。

 そのために、値動きには二面性があります。
 表現を変えるなら、同じ形の指標群でも、
押し目の場合もあれば下げ勢いの場合もあります。
同じく、戻りの場合もあれば上げ勢いの場合もあります。

 さらには、同じ形の指標群でも、値を動かす原動力が板回転である以上、
手前の指標群の形に関係なく、板回転の気分次第で上にも下にも舵を切ります。
こちらも、値動きの二面性の構成要因です。

 ちなみに、EA・シストレ・自動売買には、押し目と下げ勢い、
戻りと上げ勢いを区別する能力はありませんし、
板回転のトリガを感知する能力もありません。
あるのは、固定的ルールの執行条件のみ。

 しかし、活発で大きな慣性をもって値が進む相場なら、
空間軸の平面軸に及ぼす影響力は相対的に小さくなりますので、
その期間だけEA・シストレ・自動売買が思惑通り機能する可能性はあります。

ところが、当該期間を通り過ぎたなら、
豪快に▲ドカーン、▲ドカーンとやり出すでしょう。
この一連の現象をEA・シストレ・自動売買界では「寿命が尽きた」というらしい。