まずは、順張り初心者の上げ下げ予測が絶対に当たらないパタンから。

 例えば、「上げた、上げた」

 ガマンできなくなって買いで飛び乗ったら、
その瞬間から、ジワジワ上げながら下げ始めた。

 押し目に入ったと思い、更に買いナンピンで追ったら、
同じように上げながら下げるのでいずれ上げるだろうとそのまま待っていたら、
グングン切り下げ、ガマンできなくなって買いナンピンは全力投げとなった。

 放心状態となって相場を見つめていると、
もっと加速度的に下げ始めたので、ガマンできなくなって、
下げ勢い目がけて売りで飛び乗った。

 その瞬間から、ジワジワ上げ始めたので戻りに入ったと思い、
更に売りナンピンで追ったら、ジワジワ下げながら突発的に上げる緩急を繰り返し、
いつの間にか、続く爆上げに巻き込まれ、
ガマンできなくなって売りナンピンは全力投げとなった。

 その直後から、延々と続く爆下げモードに入り「見てるだけ」
最初の買いナンピンを損切りした判断は正しかった。
 売りナンピンを損切りしなければ、爆益となっていた。
と、たらればが頭の中をぐるぐる回り、寝込んでしまった。
という具合になりがちです。


 それなら、同様の事象に逆張りで入っていたらどうなったかと申しますと、
同様に「上げた、上げた」のパタンで、

ガマンできなくなって、上げ頂点に売りで飛び乗ったら、
その瞬間から、ジワジワ上げながら下げ始めた。

 戻りから下げ勢いに入ったものだと思い、
更に売りナンピンで追ったら、同じように上げながら下げる。

 もしかしたら、ここは押し目で、次の爆上げで踏み上げられるかも知れないので、
売りナンピンは微益で利確した。

 そのまま、戻り頂点での売りを待っていたら、グングン切り下げ、
ガマンできなくなって、下げ勢い目がけて売りで飛び乗った。

 期待に胸膨らませ、相場を見つめていると、
もっと加速度的に下げ始めたので、
ガマンできなくなって、更に売り玉を追加した。

 その瞬間から、ジワジワ上げ始め、勢いがないので戻りに入ったと思い、
更に売りナンピンで追ったら、ジワジワ下げながら突発的に切り上げる緩急を繰り返し、
売りナンピン利確のチャンスがないまま、そのまま待っていた。
 いつの間にか爆上げの勢いに巻き込まれ、ガマンできなくなって売りナンピンは全力投げとなった。

 その直後から、延々と続く爆下げモードに入り「見てるだけ」
最初の売り判断は正しかった。
次の売りナンピンも正しかった。
損切りしなければ、爆益となっていた。
と、たらればが頭の中をぐるぐる回り、寝込んでしまった。
という具合になりがちです。

 結局、順張り・逆張りを強く意識していても、
売り、買いどちらで入っても、全力投げになっていた訳です。

 どこが、悪かったと申しますと、
目の前の上げ下げやテクニカル等の兆候に対して、
順張り・逆張りを決めて売買判断をしたことです。

 一件、同判断は、正しいようですが、
実際は売ろうが買おうが、はたまた、順張りだろうが逆張りだろうが、
人間的感覚では、モンスターのワナに対して、順張りとなってしまうのです。

 正しい順張りとは、人間心を捨て、
モンスターのワナに対する逆張りを狙うことなのです。