難しいから。

つまり、押し目の構成要素として戻りから下げ勢いを含む場合や、
戻りの構成要素として押し目から上げ勢いを含む場合などがあり、
どの部分を押し目、戻りと区別するかは、複雑怪奇。
普通は、それらを区別することはできません。

ところが、途中に明らかにバイイングクライマックス、セリングクライマックスと分かる
板回転が発生したら、迷わずチャンスであると区別できます。

昨晩でいえば、2019/5/10 19:54の板回転がバイイングクライマックスの典型でした。
見分け方は、「すべり」に着眼すること。
猛烈に回っているのに空滑りという感じです。

しかし、それほど単純でもありません。
その板回転が「すべり」であると認識するには、
周辺視野の指標群の引力(MACD等)やローソクの形を考慮しなければなりません。
昨晩2019/5/10 19:54の「すべり」は、下げトレンドの引力ありきのバイイングクライマックスです。
つまり、戻り頂点に該当します。

それなら、最初から、2019/5/10 19:54だけ、売りでエントリーすればよいではないか。
手前の売りナンピンは、余計だろ。
と思われるでしょうが、そこがモンスターのワナに引っかかった結果です。
当然、一本釣りが理想です。

しかし、モンスターの目的は、釣っておいてドカーンとやることであり、
冒頭に掲げたように、どこまで戻りが続くかは、サイコロを振るがごとくなのです。
ナンピンで、アミを張って待ち受けるしかありませんでした。

周辺視野、指標群の引力(MACD等)を考慮しなければならない理由は、
たとえば、昨日のバイイングクライマックスのすべりとまったく同じ兆候の板回転が、
上げトレンドで発生したとしたら、
すべりながらも上げ続けるという現象が発生します。

以前、指標群による予測には値動きの二面性があると申し上げましたが、
板回転(バイイングクライマックス・セリングクライマックス)による予測にも引力次第で二面性があります。
つまり、マックスが尽きではなく、真逆の加速である場合があります。
ですから、入り口の部分で売り目線、買い目線を間違うとすごい目に遭います。

以上、押し目と戻りを区別すること自体、極めて難しいのです。
それもそのはず、それがモンスターのワナそのものなので。

シストレ(無人)に、モンスターのワナを読み取る能力がないことは、
誰でもご想像が付くと思います。
当然、すべてのシストレ(固定的売買ルール)は、押し目と戻りを区別できないので、
コツコツドカーンを避けることもできません。