結論から先に申しますと右脳の領域と思います。

その理由は、以下の通り。

巨大ヘッジファンドLTCM(Long Term Capital Management)の破綻

1998年にノーベル経済学賞を受賞したマイロン・ショールズとロバート・マートンの
2人が経営陣に名を連ねたLTCMが空前の損失を出して倒産した。

受賞の対象となった自らの金融工学の理論を実践し大規模な投機を行ったが失敗。
1年足らずで巨額の損失を出し倒産した。

2008年、新たに受賞者のマイロン・ショールズが設立したヘッジファンド、
プラチナム・グローブ・コンティンジェント・マスター・ファンドが、
1年間で38%の損失を出し、LTCMに続く2度目の失敗。

これは、何を意味するのでしょうか。

誰も考えつかないような極めて高度で優秀な投資法が理論化されノーベル賞を受賞した。
それがいかに高度で優秀であろうとも、理論で説明できる以上左脳の領域である。
つまり、左脳の全知全能を投入しても株価予測は成功しなかった。

それなら左脳を極限まで高度化させたパソコンや人口知能(AI)を駆使し、
その場で動かない過去の固定データにいかなるシミュレーションを繰り返したとしても株価予測は不可能ということではないでしょうか。
期間を大きく取れば取るほど、ボラサイズのバリエーションが増えるだけ(広がる方向へ)
ナンピンで解決するか、カーブフィッティングで解決するか、両建てから切り離しで解決するか、はたまた損切りなしで解決するか・・・。

ここに、いくら時間を投入しても答えは出ない。


とすれば、株価予測能力を受け持っているのは、パタン認識を司る右脳ということになりそうです。

同じように見える指標群の兆候でも、その後値を上げるときもあれば下げるときもある。
その二面性からも、予測は左脳領域では解決しないと思います。

さらに「兆候自体がダマシだった」、なんてことも多々あります。
兆候から思いっきり逆方向へ引っ張り損切りさせてから、兆候方向へ動かすことがあります。
あるいは、兆候と逆方向へ引っ張り続け絶望の底へと突き落とすこともこともあります。
または、兆候通りに素直に進み続けることもあります。
しかも、その速度のバリエーションは、超スローモーションからマッハまであります。
ひとことで言えば、再現性のある兆候は存在しないということです。

そのようなことがあることを見越した上で、判断するのはやはり右脳の領域と思います。
動きの中で、瞬間瞬間の直感も右脳が受け持つ領域。

なお、右脳を駆使できるのは、目の前で値動きを判断する純粋なデイトレだけ。

スイングや中長期での予測はファンダメンタルや固定した図として指標群、こちらは左脳の領域。
プラス運。